2017.03.30 Thursday
こんなことしてるひまなんてないのに
ゲームやりたくてしかたない。
戦車戦�兇笋蠅燭�てしかたない。
今はそれどころではないのだ。我慢我慢。
来るべき日に備えてシナリオを眺めていたら、どうやら不備らしきものを（また）発見。戦車戦�兇離轡淵螢�11「キュストリンの地獄」のマップ配置について、特別ルールの道路がおかしい。ベルリンへ進撃する過程でキュストリン橋頭堡に突撃するソ連軍をモチーフにしたこのシナリオ、まず特別ルール��はへクス列20XXではなく19XXだ。
さらに勝利条件にもかかわるがもっと重大なのがマップの配置。マップを絵の通り配置すると、道路は西ではなく南へと抜けていく。どこへ行く？ベルリンへ進撃するんじゃなかったのか？図案のように、また勝利条件の記述に合致させるため、そしてシナリオのモチーフに合致させるためには、おそらくマップCは上下（南北）逆転が正解かと思われる。
こうすると道路は表記のようになるし、道路の北西15へクス以内に町が存在することになり、なんということでしょう、史実のポジションに合致したなんちゃってキュストリン要塞が出現する（笑）。
というわけで、マップCは上下（南北）逆とする。
2017.03.25 Saturday
戦車戦��S2ハウザーカンプフグルッペをプレイ
とりあえず最後まで納得いかなかったのが勝利条件。ユニットの1/3の対象となるのがソ連現有戦力と解釈したが、これだと３ユニットでも勝利できてしまう（脱出２、残１）。状況にもよるがこれでシナリオ解説文のような包囲ができるのか？あとゲームは15ターンまで続行なのか？
基準をドイツ軍の現有戦力としたり脱出最低数を定めるなどの改訂を行えるが、いろいろややこしいのでとりあえずはそのままプレイ。
ドイツ軍は先に配置します。中央西よりの尾根沿いに南北広く薄く陣地を張ります。中央北尾根いは間接射撃用歩兵付き陣地、中央南尾根には３号突撃砲が控えます。ソ連軍は東から進入します。ドイツ軍増援の主力戦車がいつ到着するかがひとつ大きなポイントになるでしょう。
第１ターン、なんといきなりのドイツ軍増援登場。神速ハウザー戦車隊。
イニシアティブはドイツ軍。ソ連軍歩兵は勝利条件達成の前提条件としてＢＴ７に乗車させています。戦車隊を警戒し北方寄りに登場しますが、砲兵の間接射撃を警戒し散開します。前線のドイツ歩兵が早くも接近するＴ34/76を発見し砲撃要請をかけますが外れ。
第２ターン、イニシアティブはソ連軍。砲兵をかいくぐり前進するソ連軍。援軍を除いてドイツ軍は陣地で身を潜めます。
第３ターン、イニシアティブはソ連軍。ついに丘を越えてソ連戦車部隊が全貌を現します。３号突撃砲の臨機射撃は遠すぎて効果なし。砲撃支援も動き回るソ連戦車を捉えられません。
第４ターン、イニシアティブはソ連軍。高速で進撃するソ連軍戦車隊はついにマップ中央へ。ここでPak50の待ち伏せ射撃が炸裂するも効果なし。南方のドイツ軍歩兵と３号突撃砲は守りを捨て北上を開始します。
第５ターン、イニシアティブはソ連軍。ドイツ軍対戦車砲が本格的に砲撃開始。しかしことごとく外してしまいます。そしていよいよ本格的戦車戦。口火を切ったのはＴ34/76。エースのＢランク指揮官ですが、動きながらの３号戦車隊を狙った射撃は外れ。受けてその３号戦車隊の反撃。こちらもエースのＢランク。停止射撃で先頭のＴ34/76をＳにして抑え込みます。激しい撃ちあいでしたがもう１台ＢＴ7がＳの他は両軍決定打なく終了。ソ連軍は西進をやめ、ドイツ軍と組み合うため南西方向へ転進します。その最中間接砲撃がＢＴ７指揮車に命中、Ｓにしてしまいます。
第６ターン、イニシアティブはソ連軍。ドイツ軍砲兵部隊は相変わらず低調。外しまくりでＴ34/76を１両Ｓにするにとどまります。激しく撃ちあう両軍戦車隊。３号突撃砲の集中砲火で、先ほど混乱した隊長配下のＢＴ７が１両歩兵もろとも撃破。止まることを許されないソ連軍は射撃を当てられませんでしたが、Ｔ34/76Ｃリーダーは好調。行く手を阻む歩兵を制圧し、３号戦車１両を奇蹟のヒットで撃破することに成功します。ＢＴ7は動きながらでは効果的射撃はできませんが、先ほどの制圧下歩兵にとどめをさします。前進するソ連軍。その進撃を食い止めるべく陣地を出て歩兵部隊が包囲し始めます。
第７ターン、イニシアティブはやはりソ連軍。ドイツ砲兵はやはり低調。さすがに当てるようになってはきたものの、装甲にはじかれてしまう始末。３号突撃砲部隊はさらにＢＴ７と歩兵を撃破。ＢＴ７の攻撃でドイツ軍歩兵はすり減りますが、戦車に被害なし。しかし、ソ連軍の勢いに３号戦車指揮官は尾根向こうへ下がります。間接砲撃でＴ34/76が１両撃破。
第８ターン、イニシアティブはソ連軍ですが、タイムリミットが迫ります。突破までそう残された時間もありません。ドイツ軍砲兵の攻撃はことごとく外れか効果なし。どうなってんの？だが、ドイツ戦車が釘付けにし、これを歩兵と盤外砲兵が仕留めるという連携が功を奏し、Ｔ34/76がさらに２両、ＢＴ７１両と歩兵が撃破。尾根向こうのドイツ軍装甲部隊と砲兵を突破することは難しいと判断、ソ連軍投了とした。
すっごい堪能できた。考えるとこすっごいありあり。ヒストリカルゲーマーが、アニメゲームをバカにすることがあったらしいが、なるほど、ツクダ系とは重みが違うな。こっち系に軸足を置いていたら、僕も少しは賢くなっていただろうか。
とりあえず歩兵を甘く見ていたことを中心にいろいろ思い違いがあったので、またいろいろ考えてみよう。
2017.03.24 Friday
雨戸も閉めたしガキも寝た
今日、うちの嫁がいない。子供のところに遊びに泊りに行っているからだ。
ずいぶん前から予定されていて、ここぞとばかりにゲームができる。
候補にはラビリンスやエンパイアオブザサンも上がったが、今の私の技量では破綻する可能性がある。
完遂を目標としたいので、今の興味のことも勘案して戦車戦�兇鯀�んだ。シナリオも選択し、ルールについての疑問もギリギリまで整理した。間接射撃のパワーや、シナリオの勝利条件や、あいまいな陣地の扱いなどの不安も若干あるが、できるだけのことはやった。
さあ、ぱんつぁーふぉー！
…は違うゲームか。
2017.03.20 Monday
戦車戦��S2ハウザー・カンプフグルッペを検証
シナリオ１をもう少し遊びたいところですが、ある程度見えてきたのでとりあえず次に進んでいきます。
シナリオ２は1941年12月12日。シナリオ１とうって変わって両軍戦車戦力がそろってます。本格的戦車戦が楽しめそう。
さてシナリオ勝利条件ですが、また解釈が必要そう。1/3のユニットを残して突破という条件ですが、何に対しての1/3なのか。1/3の端数はどうなるのか。
一つ目は、ソ連軍の初期戦力が基準であれば、10ユニット残してと書けばいいわけで、これは現時点でのソ連軍ユニット数が基準になると思われます。これは突破したユニットと盤上に残っているユニットの合計ユニット数です。種類も規定がないので、歩兵も戦車も１ユニットです。
２つ目、端数は切り上げでよいかと。切り捨てにしてしまうと、残数２以下だと盤上に残さなくてよいことになってしまうからです。その数で勝利といってよいのか？シナリオ解説文では包囲を試みるといっているのに勝利条件が突破とは？というのはとりあえずおいておきましょう。
2017.03.20 Monday
戦車戦�競襦璽詈簑�
今日2017年3/20時点で、私が用いているルールの追加解釈を記しておきます。
【3.1】地図盤（追加文）
端（継目）になる半分のへクスはゲームに用いられない。盤外とみなす。
【4.0】ゲームの手順５.ターン更新フェイズ（追加文）
また、このフェイズにおいてどちらか一方が戦闘可能なユニットを持たない場合、たとえ次ターン以降増援が予定されていたとしても直ちにゲームは終了する。戦闘可能ユニットとは、何らかの攻撃手段を持つユニットであり、ＨＥかＡＰであるかは問わない。また、ＳやＭＮの被害を被っていてもこの判定においては（もともと攻撃手段を持たないユニットでない限り）戦闘可能ユニットとする。
【7.15】ユニットは盤外へ移動することはできない。唯一の例外はシナリオに規定された「突破」である。
【7.42】陣地は、マーカーの置かれた地形を陣地に変更する。移動とLOSは背景の地形に従うが、敵陣地の移動には２MPを要する。スタック制限・AP弾命中修正・対HE弾防御力は陣地のものに変更する。陣地内にユニットがいなくなれば、マーカーは除去される。
【7.84】（追加文）
スタック制限をオーバーしてしまうような緊急脱出はできない。この場合自動的に除去される。
【11.1】実行方法（追加文）
臨機射撃マーカーを置く際、非イニシアティブプレイヤーからおこなう。
【12.11】（追加文）間接射撃のための視認について、敵ユニットのいるへクスはＬＯＳを妨害するものとして扱う。
【15.0】シナリオについて（追加文）
■突破
勝利条件で「突破」が指示されている場合、それを勝利条件とする側のユニットは地図盤外への移動が許される。突破するには、地図盤端のへクスで盤外方向に向いて１移動力を消費することで達成する。このときへクスサイドの地形を含めて地形は考慮されない。突破したユニットは除去され、以降ゲームに復帰できない。
コメント：どれも大した解釈・追加ではないと思われます。とりあえずまた忘れたら困るので。マップの半分へクスは当時の戦術級では使う方向が多いのですが、LOSを多用するゲームではトラブルの元かなと。物理的にマップの出来が良くない（裁断の問題で厳密に半分になってない）し。
あと6.33は選択ルールでいいのかなと。いちいち有利なLOSを探って時間がかかることを防げるのだろうけど、直感的にあるいは経験的にこのLOSを頭の中で処理できる友人がいたので、こんなやつが相手だとゲーム上不公平でしょうから。
それにしても曖昧表記の多いこと。けど、このほうが個人的には性にはあってるんですが。
2017.03.19 Sunday
戦車戦�仰媛蛋�択ルール
【13.3】妨害としての装甲車
【13.30】ゲーム上のプレイヤーは、客観的に戦場を俯瞰できる「神の視点」を許されている。自らの望むまま戦術を駆使できる。しかしながら、実際の戦場は必ずしもそうではない。攻撃目標の自由な選定もそのひとつ。目前に敵が迫っているのにもかかわらず、それを無視して戦術上重要と思われる遠方の目標を自由に攻撃することができる。このルールは、そういった非現実的な出来事に多少の制限をかける。
【13.31】AP弾攻撃において、目標より近い距離に敵味方を問わずユニットがいる場合、攻撃の障害となる可能性がある。これを妨害と呼ぶ。
【13.32】ＬＯＳが通過するへクスに装甲車がいる場合妨害となる。このとき8.36の例外として、へクスサイドの真上を通ったとしても、妨害と判定される。へクスサイドの両側に妨害があった場合、両方の効果が適用される。
【13.33】妨害について、スタックは1つのユニットとして扱う。
【13.34】あらゆる射撃について、妨害１つにつき射撃の命中のサイの目に＋１する。修正は重複する。
【13.4】プレイヤーサイドイニシアティブの振り直し
【13.41】プレイヤーサイドイニシアティブを決定する場合に5.1の代わりに使用する。
【13.42】さいの目が同じになった場合、振りなおさずに前のターンと同じとする。
【13.43】第１ターンでさいの目が同じであった場合、シナリオでさいの目操作を持つ側（＋の側）にイニシアティブがあるものとする。シナリオでさいの目操作がなしの場合、1942年まではドイツ軍、1943年以降はソ連軍（連合軍）とする。
コメント：このゲームの中核であるフォーメーションルール。決定的効果はありませんが、それなりに優遇されてはいるのでやはり指揮官は狙われがちです。１番車に乗りがちだったり、ましてソロプレイだと位置がバレバレだったりします。このルールを用いると、それもある程度「護る」ことが可能です。
2017.03.18 Saturday
戦車戦�競轡淵螢�１の勝利条件
第二次世界大戦についての知識があんまりない私。
おおざっぱにいって、質のドイツと物量のソ連のイメージがあり、慣れ親しんだエポック装甲擲弾兵シリーズがその固定概念に拍車をかけてました。ですがデフォルメされた姿に疑問を持ったのも事実で、このデータでどうやったらドイツが負けるんだ？と思ってました。
調べたら必ずしもそうでない側面もあったようで、初期の電撃戦などはむしろ戦力的に貧弱で、効果的な戦略戦術があったからこそという感じだったようです。
で、戦車戦�兇離轡淵螢�１。日付は1941年６月24日。バルバロッサ作戦開始２日目だそうですが、まさにこの私のイメージのギャップを体現したシナリオです。出てくる戦車は両軍初期型で、ドイツ５、ソ連８。しかし圧倒的にソ連戦車の方が性能的に上です。ドイツはこれに歩兵５と砲７の援護を受けつつ立ち向かいます。つまり数はドイツが上で性能的にはソ連というイメージと真逆の状態なんです。
肝心の勝利条件ですが、わかりにくい表現になっています。マップは２枚ＡとＣ。ドイツはマップＣから戦闘可能なソ連軍を排除してＡに自軍戦闘可能ユニットを全てＡに置くこと。ソ連は戦闘可能ユニットを全てマップＣ端から脱出させることで、これができればその瞬間勝利します。
両方達成できなければ引き分けです。
一見するとソ連の条件に「ん？」となりますが、要は脱出が目標です。1つでも脱出させれば、仮に盤上に戦力が残ったとしても引き分けです。残る戦力が脱出できるならそれが達成できた瞬間勝利が待っています。また、その戦力が戦闘で被害を負っても戦闘可能ユニットでなくなるわけですから、やはりその瞬間勝利します。ソ連は他の主要な戦場にこの戦力を（１つでも）送り込むことが目標のようです。そして戦えなくなったものは上層部の興味から外れるのです。「戦える者は同士だ、進め！戦えなくなったやつに用はない、クズだ！」少しでも戦える戦力を戦場に置き去りにした指揮官は、たとえ残る戦力を全て送り出したとしても上層部の怒りを買うのです。
その一方ドイツ軍は進撃と援軍の阻止が課せられています。進撃しマップＡを確保しなければなりません。またソ連が１ユニットでも脱出してしまうと、その瞬間状況にかかわらず引き分け以下が確定します。ソ連の残った戦力を排除した瞬間ソ連の勝利が決定するからです。だからといって放置すればドイツは勝利条件を満たせません。ソ連を脱出させないことがドイツの絶対条件なのです。
問題は、ドイツの戦力が貧弱なことです。この戦力で、強力なソ連軍の進撃を阻むことが本当にできるのだろうか。
2017.03.18 Saturday
戦車戦�兇慮０�された砲のSの被害について
人に伝えておいて、自分が忘れてしまいそうなので、自分とこにも記述。
牽引されている砲の被害がＳだった場合ですが、6.21の5からＡＰ弾と同じ結果が適用されますが、6.25が優先されると思われるので、Ｓ回復まで移動と射撃不可です。ここで重大なエラッタ。6.25には追加文があります。タクテクス34号参照。
いずれにしても牽引されていたら実質影響はないので、効果なしとしてもよさそうなものですが、もうひとつ6.26に、Ｓの重複についての記述があります。重複すると撃破の可能性があるので、とりあえずは影響なしですが、状態表示のためマーカーは置いておきます。
ここで疑問点が三つ。一つ目はＳの状態での設置は可能かどうかです。Ｓの効果は積極的行動の制限ですが、準備行動や防御駆動の制限ではなさそうなので、すぐさま攻撃ではないことから私は可能と考えています。良く言われるルールブックに書かれていないことはできるか否かという話ですが。
もう一つは重複でＳの被害を受けた場合、回復はどうなるのかです。この場合、制圧が継続されるものと考えられます。前ターンのＳはこのターン回復ですが、このターン受けたＳは次ターンの回復になります。なお、複数のＳを受けても6.26による撃破判定を除けば実質効果なしです。2つ3つ受けたからといって、回復が２ターン３ターン先になることはありません。
三つめが回復のタイミング。次ターン回復とありますが、回復のタイミングはいつなのかです。これはターン更新フェイズでよさそうです。
なお、Ｓの被害がこのターンなのか前ターンなのか区別のために、このターン受けたＳマーカーは２つ置き、ターン終了時に各スタックからマーカーを１つ減らして対応してます。Ｓの状態（マーカー1つ）でＳの被害を受けたら、もう一つマーカーを置いて２個にします。
2017.03/26追記
一つ目の疑問点につきまして、化夢宇留仁さんから貴重なご意見伺いました。制圧されている危険な状況下のイメージに納得したので即訂正します。Ｓの被害を受けている砲は設置できないとしてプレイしようと思います。
なお、この場合牽引している車両が撃破された場合ですが、化夢宇留仁さんのイメージからすると即破壊（放置して逃げちゃった）となる感じですが、中には勇敢な（反撃してやる！）ということもあったでしょうから、7.84適用でやります。この場合、Ｓの状態で新たにＳの被害を被るわけですからさらな6.26が適用され、結果的に破壊もあり得ることになります（反撃しようと試みたが、砲がつぶれちゃった）。
