2017.07.02 Sunday
ドラゴンパス補足
いくらか細部の解釈を。
地形効果表および3.2から、城塞や砦柵には複合地形はないものとしてます。つまりは城塞や砦柵の外は地形効果なしです。たとえばへクス2320Iristholdは丘陵にあるっぽいですが、「丘陵/砦柵」という地形効果がないので、3.2を適用し「砦柵」の地形とみなすわけです。
4と6と7の廃墟は(3501、3526、4212)丘陵/廃墟です。
あと気になったのは、12.2の竜の牙の戦士。マップ上に出現させるタイミングが「ゲーム中好きな時」となっています。これだと例えば城塞の守備隊が全滅し勝者が戦闘後前進する直前とか、移動を邪魔すべく敵の移動中に妨害したい(入ってほしくない)へクスに登場させるなどのワザができてしまいます。ややこしいので、この「好きな時」という用語は、各フェイズもしくはセグメントの開始時もしくは終了時としてます。他のことにも適用です。加えて、竜の牙の戦士については、アーグラスの移動開始時もしくは移動終了時も可能とします。つまり何らかの判定の最中や行動の最中にはできないとしてます。
あとシナリオ3の勝利条件ですが、ゲームとしては問題ないのですが少し違和感があります。
まず解釈から。サーターの城塞を1つでも落とせばその瞬間ルナ―帝国の勝利、それ以外はサーターの勝利とされています。この「サーターの城塞」ですが、「古サーター」とされていないところから、ゲーム中サーター側が奪取した古サーターの外の3つの城塞も含むとします。この勝利条件だと、一刻も早く終わらせようとするルナ―帝国は攻撃側、サーター側はそれを阻止する防御側になります。仮に前述の解釈を抜きにしてもサーターが古サーターの外に出る理由はなく、解説(シナリオ背景)は復活のアーグラス皇子がサーターを帝国の支配から解放せんとする戦いですので、イメージが違います。サーター側は進撃するメリットがないのです。そこで追加の勝利条件として、
・サーター側が、サーター領の城塞を全て(7つ)支配すればその瞬間サーター側の勝利
を追加します。戦線を拡大すると守りにくくなるのでたやすいことではありませんが、「その瞬間勝利」であることから隙あらば古サーターの外に出る理由にはなります。いかがでしょう?
2017.06.25 Sunday
ドラゴンパス シナリオ2「高潮」
シナリオ1とほぼ同じシチュエーションですが、両軍に射撃ユニットが加わります。解説によれば用兵を誤ったルナー帝国の敗北ですが、戦力的にはやや上回っている感じです。ただ勝利条件がゲーム終了時に支配しているサーターの城塞7つのうち5つ、もしくはBoldhomeの支配と、戦力に比してややきつめの設定です。サーター側は、Boldhomeと3つの城塞支配が条件ですが、戦力がやや見劣りします。
前回のリハビリの轍をふまえて、ルナー帝国は古サーターを取り囲むように戦線を構築すべく、2スタックを除いて2ユニットスタックで構成されます。
一方のサーター軍も、城塞を奪われると奪回できるだけの戦力が不足していることから、少し退いた戦線を張ります。こちらは戦力不足の理由で、やはり2スタックを除いて2ユニットスタックで構成されます。
第1ターン、ルナー帝国が前回とうって変わって猛攻をかけます。アップルレーンの戦いでは蛮族相手にてこずりますが、歩兵部隊がTworidgeを攻略、騎兵部隊がRedcowを攻略します。
一方早くも戦線を崩されたサーター軍は、直接の戦闘を避け、戦力を結集して城塞の守りを固める一方、残戦力でルナー帝国の間隙をぬって古サーターの外にある城塞を目指しゲリラ戦法を仕掛けます。
第2ターン、ルナー帝国は、後方を無視しBoldhomeを攻撃目標として絞ります。その途上のJonstownをルナー帝国の大軍が取り囲み、総攻撃をかけます。持ちこたえはしますが残り1ユニットとなってサーター軍守備隊は風前の灯火となります。サーター軍はダック部隊がDuckPointを、市民騎兵隊がGlasswallを奪回しますが、いまや戦局に影響なし。Jonstownの市民騎兵隊は城塞に籠ったまま身動きが取れません。これを援護すべくなけなしの戦力を南側から送り込んで攻撃、ルナー帝国の射撃部隊を壊滅させます。蛮族と民兵はそのまま山を駆け下り、Jonstownを守るべく自ら死地へと入ります。
第3ターン、しかしルナー帝国のJonstownへの攻撃は北側から続けられ、ついにJonstownは陥落します。もはやサーター軍はBoldhomeを守るだけで精一杯の状態です。
第4ターン、Boldhomeの北の山地で激しい消耗戦、サーター側が最後の抵抗を見せます。
第5ターン、しかしルナー帝国の残存兵力は、サーター側のそれを上回っていました。ルナー帝国の騎兵部隊がAlda-chur、Wilms Church、Swenstownを占拠、さらにJonstownを固めるにいたり、これを奪回するだけの戦力はサーター側に残されておらず、6出ろを狙って北方で遊んでいた市民騎兵隊でAlda-churを奇襲するも当然のごとく失敗に終わり、望みを絶たれたサーター側の投了、ルナー側勝利で終わります。
首都を囲まれて終わったサーター軍。そう、だれもがサーター王国の最後を予感したでしょう。しかし、滅亡寸前の古の王国に、一人の男が現れます。自由の旗印の下、希望と友情とともに。
次回シナリオ3、「アーグラスの帰還」。プラックス平原より、日はまた昇る。
…って、めっちゃうまいことつながったぜ!
2017.06.22 Thursday
ドラゴンパスを久々に
ドラゴンパスです。
英雄戦争です。
いやー、大好きなゲームなのですが、何回目の久しぶりだろう(笑)。
感覚も忘れ、ルールも忘れ、そしてシナリオ1からやり直し。何回やったら気が済むんでしょう。
でも、やっぱり広げるとワクワクしますなぁ。
とりあえずゲーム導入用のシナリオ1、防波堤をプレイしてみる。
このシナリオは基本的ルールの学習用です。主人公であるアーグラス王子が帰還する前、古サーター領を荒らし回っていたルナ―帝国軍が、古代のドラゴンが眠る寺院を荒らしたためその怒りを買い大打撃を受ける。それでも残された兵力でサーターの残党狩りを敢行。一方のサーター側も弱体化を千載一遇のチャンスとばかりに失地回復をもくろむ。
そんな背景で行われるこのシナリオ、規模は小さく登場するユニットも地味なものばかりですが、移動と近接戦闘、とくに勝利条件にからむ城塞について学ぶのに適しています。何より、そこそこ遊べるんです、これが。
しかし初期配置でいきなり悩んでしまった。
どうやるんだっけ?
ま、とりあえずやってみるとしましょう。
第1ターン、北のJonstown城塞をルナ―騎兵隊、西のFamegraveを騎兵と歩兵の混成部隊で強襲します。
えい!
精鋭騎兵隊がさいの目1を出す!
このゲーム、戦闘結果の振れ幅が大きく、どんなに強力な部隊も1を出すとどうしようもない。Jonsutown市民部隊は、ルナ―の騎兵隊を反撃で2つ除去。「月の矢、シャー=ウンの2部隊が壊滅します。余談ですが、このゲームのザコ部隊にも「部隊名」が記してあります。だからどうということはないのですが、こういうフレーバー大好きなんです。
一方Famegraveの蛮族も奮戦。互いにすり減らしあいます。
サーター側は、蛮族が主力を引き付けている間に間隙をぬって騎兵部隊をDuck Pointへと向かわせます。さらに打撃を負ったルナ―軍に追い打ちをかけるべくJonstown方面へ援軍を派遣。騎兵部隊の1スタックを壊滅させることに成功します。
第2ターン、Jonstownの北の平原で両軍の騎兵が激突。ルナーがようやく一矢報いてサーターの1スタックを壊滅させます。が、西の蛮族は粘ってさらにルナーの攻撃を退けたのち、Wilms Churchに退きます。そしてDuck pointを占領し終えた騎兵隊が街道沿いにルナー歩兵部隊を強襲、全滅させます。戦力を削られすぎたルナー軍はこれで投了。
うむ、だいぶ思い出してきた。
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