占いとシミュレーションゲーム

ネットにて発見。架空のF1レースをシミュレートしたもので、いわゆる観戦級というのでしょうか。プレイヤーは普通のF1ゲームでよくあるようにドライバーとしてではなく、監督のような立場でチームを率い、指示を出します。車を動かすのは契約ドライバーであり、プレイヤーは状況に応じてセッティングやピットなどの指示を出すだけです。架空といっても実在の国やチームをモチーフとしているらしく（すんません、よく知らないんです）、参加10チームには雰囲気のある解説が付属していて萌えます。また前年度に基づく順位が付けられていて、おおよその実力がわかります。と同時にキャラクター性もあって、デザイナーズノートいわく「元王者チーム」「勢いのある挑戦者チーム」「落ち目なんだけど踏ん張っているチーム」「技術バカ空回りチーム」「「全然ぱっとしないチーム」「イロモノチーム」などです。
コースも架空ですが、唯一実在コースとして鈴鹿が入っています。実在コースをこのゲームに当てはめる実験的なものだそうです。まだ見てませんが追加キットもあって、そちらは実在コースや実在ドライバーも入っているみたいです。
またNPCルールもあって、極端な話NPCだけで走らせて眺めるということも不可能ではありません。ただしプレイした印象では（手間を省くため）極力簡易なルールになっているので、NPC個々にはドライバーのキャラクター性が反映されておらず、ちょっともの足りません。しょせんNPCはNPCという印象があります。しかしプレイヤー同士の間にいるNPCはたぶんこのルールで十二分でしょう。ゲームは対戦相手あってというのが基本だと思いますので。
さっそくプレイしてみて、いけそうなのでラウンドシナリオをやってみました。チームは中位チームの戦い。前年度３〜８位のチームで争います。１チームを担当し、残りはNPCルールを使います。ランダム選択でコースは南欧州ラウンド。フランス、イタリア、スペインの順に回ります。
担当チームは前年度６位「ミフネ」。日本でトップシェアを誇る「世界のミフネ」のモータースポーツ部門。いわゆる車屋チーム。参入５年目、出走回数45回。イギリス専門誌の評価によればオールＢというよく言えば無難な、悪く言えば特徴のないチーム。マシンはミフネＳ11Ｐ42。１号車に優勝経験もあるイギリス出身のマッコイ、２号車に経験はそこそこだがむらっ気の多いアメリカ出身ノーマンが乗る。

フランス、マルセイユサーキット予選。
整備の調子はそこそこ良い。マッコイ車を中心に安定させる整備。ゲームに慣れていない上激しいコースでもないため調整はとくにせず。予選はうちが安定した走りに対し参加チーム中もっとも順位の低いゲパール（フランス）が地元開催の意地を見せる猛ダッシュ。さらに前年度７位のレアリブル（イタリア）が食らいつく下剋上展開。前年度４位チートス（イギリス）は出遅れているのか抑え気味なのか後方。そして最高のスタートを切ったのがＧＤＷ（ドイツ）。追い上げるティレーラ（イタリア）を振り切りポールポジションを勝ち取った。うちは最終ブレイクポイントでダッシュしたノーマンが５位に食い込む健闘をみせた。予選最終順位は
１.ＧＤＷ１
２.ＧＤＷ２
３.ティレーラ１
４.ゲパール２
５.ノーマン（ミフネ２）
６.レアリブル２
７.ゲパール１
８.ティレーラ２
９.レアリブル１
10.マッコイ（ミフネ１）
11.チートス２
12.チートス１

であった。そして本選。

天候は快晴。暑さでＤＰ−２。あちち。
１〜８周
レースは先頭のＧＤＷがちんたらした団子状態で開始。チートス２号車だけが遅れていく。チーム内になにかもめごとがあったのだろうか。異常に調子が悪い。ＧＤＷ１が遅まきながら前に出る。これを追いティレーラ１が前に出る。このチャンスに乗じて我らがノーマンもＤＰ消費でコントロールし前へ。
９〜16周
ＧＤＷ１が独走。ノーマンは４番手につけている。チートス２が後方マッコイに追いついてきた。このままがんばれノーマン。しかし両者とも激しい走行で燃料タイヤとも消耗してきた。だがＤポイントで動きあり。カーブでティレーラ１にノーマンがおいつく。ここは勝負どころ。タイヤを消耗することを覚悟でコントロールとブレーキ能力を使用。結果は吉と出た。どちらかがなければ再び後退していたところだ。一方でマッコイはチートスの２台と共に後方で苦戦。どんどんはなされていく。
17〜24周
トップはＧＤＷ１。ノーマンとティレーラ１が激しい２位争い。ノーマンは疲労困憊している。持つか？ついにマッコイは最下位へ。
25〜32周
ノーマンは魔のＤポイントで現在位置死守。ついにＧＤＷ１が見えてきた。しかも功を焦ったか、ティレーラ１がコーナーでリタイア。さらにレアリブル２が巻き込まれリタイアしたところでセーフティーカーが入り仕切り直し。トラブルでのプレッシャーをはねのけたノーマン。大チャンスである。
33〜40周
しかし再スタートでプレッシャーによりＤＰ-1。しかしそれは相手も同じ。ＤポイントでＧＤＷ１がまさかのリタイア。ついにノーマンがトップへ！！
41〜48周
精神力を削りながらノーマンがトップをキープ。しかし再びレースは団子状態。
49〜56周
Ａポイント直線でＧＤＷ２に抜かれてしまう。しかもティレーラ２とゲパール２が追い上げてくる。さらにチートス２台が猛追。しかしこれに乗っかるようにマッコイが上がってくる。そのままＧＤＷ２はぶっちぎる。レースはいよいよ後半。いけるかノーマン？
57〜64周
チートスを連れ、マッコイが先頭集団に参戦。だが依然トップはＧＤＷ２。その差はまだ大きい。
65〜72周
ノーマンはＢポイント加速で勝負をかけたが思うように詰まらない。そしてついにチートス２が本領発揮。ＧＤＷ２に並ぶ。背後から迫るプレッシャーについにノーマンはＤＰを使い果たす。ををう。ここまでか。
73〜80周
ついにレースは最終局面へ。チートス２台に食らいついたマッコイはそのまま僚友ノーマンを抜く。しかしついにチートスを抜くことはできなかった。イギリスの名門の意地を見せたチートス２は土壇場でＧＤＷ２を抜き去りゴール。健闘むなしくＧＤＷ２は敗れた。そしてノーマンは前半の健闘むなしくそのまま失速していった。

最終結果
１位：チートス２＝10ＧＰ
２位：ＧＤＷ２＝９ＧＰ
３位：チートス１＝８ＧＰ
４位：マッコイ（ミフネ１）＝７ＧＰ
５位：ゲパール２＝６ＧＰ
６位：ティレーラ２＝５ＧＰ
７位：ゲパール１＝４ＧＰ
８位：ノーマン（ミフネ２）＝３ＧＰ
９位：レアリブル１＝２ＧＰ

リタイア：ティレーラ１、レアリブル２、ＧＤＷ１

現在チーム順位
１位：チートス18ＧＰ
２位：ミフネ10ＧＰ
　　　ゲパール10ＧＰ
４位：ＧＤＷ９ＧＰ
５位：ティレーラ５ＧＰ
６位：レアリブル２ＧＰ

ルールによる相対評価。
チートスは健闘。後半追い上げて底力を見せた。
わがミフネも健闘。詰めがおしかった。
ゲパールは躍進。地元の力か、終始好調に走ってた。
ＧＤＷは不調。リタイアさえなければ。いい勝負はしていたのだが。
ティレーラは失速。実力を全く出せていなかった。
レアリブルも不調。こんなものでしょう。

年末質問していましたものが、年明け早速回答いただきました。
質問は
1.高度０未満37越えはどうなるのか
2.シナリオ１でマップ外移動はどうなるのか
3.マップ端半分へクスは有効？
でした。
回答は
1.相対高度を表すので、マップと同様高度差をそのままにずらす
2.基本出ないようプレイする。やむを得ず出る場合は撃墜されたものとみなす
3.無効（使用しない）
でしたが、直後に補足メールをいただきました。

いわく、上記の回答は原版に忠実なプレイを前提としたものであり、CTCシリーズとしてのF16ファイティングファルコンは対地攻撃ルール追加など絶対高度の概念に変更されるかもしれないとのこと。ということで、高度をはずれないようプレイすることを推奨するが、プレイヤー同士の同意で決めてよいとのことでした。

おっ！
エキスパンションキットとかもあったりするかいな？