2018.08.13 Monday
真珠湾強襲の序盤日本軍その2
真珠湾強襲は、カードデッキ構築システムを軸にしています。よくあるランダムドローではなく、カードの内容をプレイヤーが選択できます。また、その内容も戦局を一気にひっくり返す事件ではなく、あくまで部隊の運用面(一度行動した部隊が再び行動できるとか、複数のスタックが連携して動けるなど)に絞られています。そして両軍交互手番なので、一発逆転は(さいの目によるものをのぞいて)起こりにくいシステムになっています。これは裏を返せば、展開がプレイヤーの技量に大きく左右されることを意味しています。
日本軍は、運に頼らず史実の再現を目指すことが要求されます。
で、史実の流れを見ると、1942年前半まで(第2ターン)の日本軍進撃を時系列で当てはめてみれば
Manila
Singapore
Rangoon
Surabaya
Leyte
という感じでしょうか。間違ってたらごめんなさい。でも大筋ではこんな感じだと思います。シナリオ2開始時の支配状況(とボーナス得点)から8点を獲得しています。勝利条件は30ですから開始時点で日本軍はあと22点が必要なわけです。
余談ですがこの勝利条件設定、たぶん日本軍快進撃により講和(終戦)に持ち込める条件としての設定だと思われますが、史実に比して甘いと思います。しかしゲームバランス上このレベルがプレイバランスを保つギリギリのところでもあるとも思います。このゲームデザインから見る限り、やはり史実の日本軍は相当無茶な博打を打ったという率直な感想を持ちます。
閑話休題、上記エリアを日本軍が占領すれば合計16点、もともとの得点と総計すれば24点、あと6点を残りの地域から奪えばいいという話になります。
この話に基づけば、上記5つのエリアは第2ターンに占領することが必須といえます。少なくとも4つは占領していないと苦しいでしょう。とくにManilaと
Singaporeについてはこれがないと日本軍必敗といいきれます。現実的にこれを穴埋めするための代替地であるカルカッタやオーストラリアは遠すぎるし、仮にこれらの土地に時間をかけると連合軍が反撃してきて、いずれの場合も互角の勝負がせいぜいで現状維持のままゲーム終了というパターンがおそらくほとんどになると思われます。
そういう意味では、ManilaとSingapore占領後からのシナリオがあったほうが、競技的には簡易で面白かったような気はします。
さて核心の話、じゃあこの状況を(対戦で私がやったような連合軍嫌がらせを潜り抜けて)実現できるのかという話です。
答えは「わからない」
です。
あぁっ、石を投げないでっ…!
実際前述したようにカードプレイ中心なので、相手の動向によるところが大きく、ソロプレイ検証では限界があるのです。しかしながら、実は自分なりの手を考えてあります。現時点でソロプレイを3度やって、その手筋による日本軍2勝でした(しかも1度は29点。惜しい!)。
このゲームの主たるお相手である対戦相手であるnyaoさんがしばらく例会出席不能とのことなので、検証はお預けです。それまでにどこかで試す機会はあるかな?
2018.08.13 Monday
真珠湾強襲の序盤日本軍その1
真珠湾強襲は、ゲームジャーナルの39号付録です。現時点(2018年8/12)では売り切れで入手不能です。こういう入手不能ゲームを褒めると、オークションの手助けをする側面がいささか不本意ではあるのですが、なによりこのゲームが好きなので。
このゲームはデッキ構築型のカードプレイをシステムの軸に据えているので、ソロプレイには向きません。なのでオークションで高額なものを狙うより対戦相手(所持している方)を探してプレイさせてもらう方が有意義だと思います。
のっけから若干それましたが、対戦プレイして確信したのは、序盤の日本軍がとても難しいということです。ただでさえ日本軍は後半に向けて(ほとんどの太平洋戦争ものがそうであるように)苦しくなっていくのに、序盤の快進撃を封じられると、いいところがないままに滅亡へまっしぐらということになってしまいます。日本軍の作戦方針もへったくれもあったものではありません。
シミュレーションゲームは、デザイナーの視点ではありますが歴史の事象をなぞるゲームであります。そういう意味では太平洋戦争自体無茶な行為であったということをふまえると、苦戦するのは当然といえば当然なのですが、ぜったいできないのであれば、ゲームとして成り立ちません。少なくとも、序盤の快進撃を盤面で表現したいところです。
日本軍快進撃は(捉え方にもよりますが)史実なので、歴史の知識に疎い私はまず大ざっぱではありますが日本軍がどういう進撃をしたのかということを知ることと、これをゲームに当てはめてみるとどうなのかを見てみました。ひとまず、シナリオ2の範囲であります第5ターン(1943年前半)までの動きを見てみます。すると史実でいう1942年8/7には米軍がガダルカナルに上陸、つまりゲームでいう第3ターンには米軍反攻の兆しがあることになります。ゲームでも作戦カードが第3ターンから米軍と日本軍の枚数がほぼ拮抗していて、快進撃はゲームでいう第2ターンが勝負ということになります。
いやいや、この間の対戦の感覚から行けば、第2ターンだけですべてを処理するなんて無理だろうというのが正直な感想です。しかしカードの枚数や戦力で行けば第2ターンが勝負であることのようですし、なにより史実がそうなので、ひとまずこれに沿って考えてみます。
2018.07.27 Friday
真珠湾強襲をソロプレイ
早速対戦プレイの可能性が出てきましたよ、真珠湾強襲。
んで取り急ぎ流れくらいは把握できるようにしておかないと。ソロプレイなのでカード公開でプレイせざるを得ないのですが、そこはそれ多少なりとも先が見えないスリリングな雰囲気を少しでも味わいたいので、江戸幕府の黄昏の時にやってたソロプレイシステムを少し改造して流用。
4-1(2)(3)を少し改造です。具体的には手札を選ぶのではなく裏向きで枚数分ランダムに配ります。そのうち双方1枚は表にして配ります。手番が来たら裏のうち1枚を表にします。仮にカードを使用しない場合でも手番が来たら1枚表にします。カードアクションは表のカードのみ通常のルールに従ってその内容をプレイできます。裏向きのものはカードアクションには使用できません。ただし通常攻撃や移動には裏向きのまま使用できます。表を確認することはできません。
表になったカードも通常攻撃や移動に使用してかまいません。
あとは通常通りです。
さてレッツソロプレイ!!
- パソコンクラッシュとStargazer (09/13)
- 香港について立噬 (09/08)
- 占星術講座きたぁぁぁぁ! (07/27)
- ひさしぶりのケロプッタ (07/03)
- テレビでStargazer (01/06)
- ASL12 CONFUSION REIGNS第1ターン
⇒ Naura Printing (06/22) - ASL12 CONFUSION REIGNS第1ターン
⇒ percetakan buku jakarta (05/28) - 装甲擲弾兵シリーズ再販?
⇒ percetakan jakarta (04/20) - 装甲擲弾兵シリーズ再販?
⇒ percetakan jakarta timur (04/20) - 装甲擲弾兵シリーズ再販?
⇒ cetak buku murah (02/08) - ASL12 CONFUSION REIGNS第1ターン
⇒ cetak spanduk (01/05) - Vassal導入とソロプレイ
⇒ percetakan rawamangun 24 jam (01/05) - 装甲擲弾兵シリーズ再販?
⇒ cetak banner (01/05) - 装甲擲弾兵(CMJ)のQ&A
⇒ ぴょん (09/13) - 装甲擲弾兵(CMJ)のQ&A
⇒ (09/09)
- ASL (19)
- Blitz! A World In Conflict (6)
- Down In Flamesシリーズ (19)
- HJ戦車戦 (19)
- JWC日露戦争 (2)
- Labyrinth (1)
- SF3D (16)
- アイアンコンバット:戦術級ダグラム(同人) (24)
- アイアンデブリシステム (3)
- アジアンフリート (2)
- インペリウム (9)
- エルガイム スヴェート (6)
- カードゲーム聖闘士星矢 (32)
- ザブングル (7)
- シミュレーションゲーム (88)
- スナイパー (1)
- ドラゴンパス (3)
- フライトリーダー (1)
- 疑問・小言 (5)
- 江戸幕府の黄昏 (7)
- 雑談 (116)
- 真珠湾強襲 (3)
- 占い (16)
- 占い鑑定 (4)
- 占星術 (36)
- 装甲擲弾兵シリーズ (7)
- 魔法帝国の興亡 (3)
- 野球道3EX (10)
- 聯合艦隊 (7)
- September 2020 (1)
- September 2019 (1)
- July 2019 (2)
- January 2019 (1)
- October 2018 (3)
- September 2018 (3)
- August 2018 (10)
- July 2018 (4)
- June 2018 (6)
- May 2018 (7)
- April 2018 (12)
- March 2018 (13)
- February 2018 (5)
- January 2018 (3)
- December 2017 (6)
- November 2017 (10)
- October 2017 (10)
- September 2017 (8)
- August 2017 (7)
- July 2017 (7)
- June 2017 (2)
- May 2017 (2)
- April 2017 (5)
- March 2017 (8)
- February 2017 (6)
- January 2017 (1)
- December 2016 (2)
- November 2016 (2)
- October 2016 (1)
- September 2016 (3)
- August 2016 (5)
- June 2016 (15)
- May 2016 (8)
- April 2016 (2)
- February 2016 (4)
- January 2016 (1)
- November 2015 (4)
- October 2015 (1)
- September 2015 (2)
- August 2015 (1)
- July 2015 (3)
- April 2015 (6)
- March 2015 (1)
- February 2015 (11)
- January 2015 (5)
- December 2014 (2)
- November 2014 (5)
- September 2014 (1)
- August 2014 (1)
- July 2014 (5)
- June 2014 (1)
- May 2014 (5)
- April 2014 (1)
- January 2014 (2)
- December 2013 (6)
- November 2013 (3)
- October 2013 (8)
- September 2013 (4)
- August 2013 (15)
- July 2013 (8)
- June 2013 (2)
- May 2013 (5)
- April 2013 (7)
- March 2013 (8)
- February 2013 (5)
- January 2013 (5)
- December 2012 (4)
- November 2012 (3)
- October 2012 (2)
- September 2012 (6)
- August 2012 (11)
- July 2012 (5)
- June 2012 (10)
- May 2012 (7)
- April 2012 (10)
- March 2012 (14)
- February 2012 (3)
- January 2012 (2)
- December 2011 (1)
- November 2011 (4)
- October 2011 (2)
- September 2011 (6)
- August 2011 (2)
- June 2011 (2)
- May 2011 (2)
- April 2011 (6)
- March 2011 (3)
- February 2011 (3)
- January 2011 (2)
- December 2010 (1)
- October 2010 (2)
- August 2010 (1)
- June 2010 (2)
- May 2010 (3)
- April 2010 (3)
- March 2010 (1)
- January 2010 (3)
- December 2009 (3)
- November 2009 (1)
- October 2009 (1)
- September 2009 (2)
- August 2009 (6)
- July 2009 (2)
- June 2009 (2)
- May 2009 (1)
- April 2009 (2)
- March 2009 (4)
- February 2009 (5)