占いとシミュレーションゲーム

うまく文章をまとめられないので（いつものことですが）前置きが長くなってしまいます。
私は義務教育時代、社会科系の科目が苦手でした。数学とかは最小限の知識を応用して展開していくことができるので（本質的な知識になっているかは別として）テストの点数は低くても80代でした。ですが、年号や事件など知っているかどうかがほとんど全てな社会科などは、興味そのものが薄く、いいかげんで飽き性の性格が災いして勉強を怠っていたことから高くても60代であり、マンガでしかみたことない０点という奇蹟の点数をとって職員室に呼び出されたことすらあります。
今大人になって社会生活に支障がない程度の知識を得ることができているのは、ひとえにシミュレーションゲームという趣味のおかげでした。出発点はガンダムでしたが、これがリアルを追及するため現実の戦争を模した部分があったので受け入れる土壌ができました。ガンダムから出発したシミュレーションゲームワールドを広げようと手にしたタクテクスがナポレオンの特集であったので、私にとって最初のヒストリカルシミュレーションゲームはナポレオニックでした（アイラウの戦いです）。戦争の知識を中心として歴史的知識を蓄え、そこから派生してさまざまな知識を仕入れていったのです。
で、本題。なのでゲームで触れ得なかったものは、私の中にないといってもいい状態なのです。その一つが「南北戦争」でした。
アメリカ史の一環という認識だけで、誰とだれが戦ったかなどその背景、人物などあらゆることが欠落しています。
なのになぜブルー＆グレーかというと、一つはＮＡＷシステムというオーソドックスなシステムであること、そして比較的小規模なウォーゲームであることが理由です。最近になってウォーゲームに触手を伸ばしているのですが、あまり本格的すぎると私のような根性なしには手に負えなくなるので、ともかくすぐプレイできることと何度もプレイできること入手しやすいことをを主眼において、これに白羽の矢がささりました。
まだセメタリーヒルを数度プレイしただけですが、めちゃめちゃおもしろい。ベテランには物足りないようですが、私にはこれで充分。残念なのは本誌。こんなマイナーなテーマにはわざわざ手を出す初心者など少ないからか、基本的な部分（戦争についての背景や人物など）にはあまり触れられていません。ＧＣＡＣＷというシリーズがあるらしいのですがこれを使って解説されても、今の私にはさっぱり分からないというのが本音です。すごすぎて尻込み敬遠してしまいました。逆に平野茂氏の記事は付録のゲームを使用しての解説で若干ながらゲームのテクニックの解説もあったので非常にためになりました。ベテランには展開の固定された難度の低いゲームのようですが、初心者の私にはそれが助かりました。南北戦争テーマはＧＣＡＣＷなどかなりディープなものが多いようなのでどこまで進めるかわかりませんが、とりあえずブルー＆グレーは遊びつくしたいと思っております。